『金持ち父さん貧乏父さん』から学び、実生活に生かす

活きる本棚
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読んだ時の状況

お金について真剣に考えるようになって2ヶ月が経った頃、お金に関するベストセラーだというこの本を図書館で借りて読んだ。読書の習慣がつき始めて少しは本を読み慣れてきた所だったが、この本はかなり分厚く感じた。

本の冒頭の会計士の話

本編に登場するゲームの体験記を会計士であり子どもをもつ母親という目線で書かれてる。長い。ゲームのやり方がわかるわけでもない。お金について知りたい人は早く本編を読んだ方がいい。ただ「子ども」と「お金」この二つとどう向き合っていきべきか。そんな悩みや不安を持つ親御さんにはぜひ一度目を通してもらいたい。自分の子どもの頃を思い出して育て方を真似るのでは、決してうまくいきません。なぜ勉強するのか。勉強とは何なのか。子どもは何を学ぶべきなのか。それを今、親世代も学ばなければいけません。会計士で子どもをもつ母親のシャロン・レクターさんが著者ロバート・キヨサキさんとの出会いで、そんな気づきを得たということが、赤裸々に書かれています。きっとたくさんの気づきがあるでしょう。

第1章:金持ち父さんと貧乏父さん

この本の金持ち父さんは親友マイクの父親で経営者で投資家です。

一方、貧乏父さんは著者ロバート本人の父親で高学歴の教師です。

この章ではロバートが自身二人の父親をどのように捉えているかが、それぞれ対比しながら描かれています。またその二人の父親を持つ当時の状況を振り返ってロバートが感じていることが語られています。

第1章での学び

二人の父親

・「教育が大切」であるという事は共通しているが、勉強しろと勧める対象が違う。もしこれが1人だったら、そのアドバイスを受け入れるか反発するかの2択になっていた。

・大好きな2人の相反する意見に対して自分がどちらを選ぶべきかを決めるのはとても辛いことだった。だからこそ『最も正しい答えは一生懸命に考えて自分自身で決定を選択すること』だという考えに至ることができた。

この話から、『選択をすることの大切さ』に気づくことができた。

ロバートには大切な二人の異なる意見があったために、幼い頃からこの大切さに気づくことができた。そして人生の選択を丁寧にしてきた先に成功できたんだとわかる。

例えば、人生の選択において「自分の意見」「親や家族の意見」というのはどちらも大切な二つの意見だろう。だがそれを二つの意見として丁寧に比較できるだろうか?これまで自分の意見としてはっきりとさせてきたか。親の意見の真意を理解しようとしてきたか。自分の人生だと言ってしたいようにしてきてはいないか。親が言うからとしかたなく従ってきてはいないか。振り返ると自分はどちらの意見もはっきりさせないまま、感情優先でよく比較もせずに選択をしてきたように思う。

どちらも大切だとした上で、どちらかを選択するというのは実際かなりしんどい。これまで散々避けてきたんだとわかる。だがこのしんどい選択は避けるべきではなかったんだと今なら思える。

さらに悪いことに、もう一つの大切な意見が見えない場合がある。それは相手への配慮であったり、気遣いによるものかもしれない。私を大切に思ってくれる人ほど、私自身の意見を尊重して意見を隠してしまう。だからこそ慎重に大切な意見を見極めて、丁寧に比較する必要がある。

ただ毎回あるかもわからないもう一つの大切な意見を丁寧に比較するのはかなり大変です。そこで私が提案するのは、もう一つの大切な意見を考慮するべきかどうかを判断するということ。相手ありきのことや、その人に負担や迷惑をかけることなど、考慮すべきこととそうでないものを一度判断してみる。そうしてみると、実はもう一つの大切な意見の方が、自分の意見よりも大切な場合がある。そういうことを想定しながら物事を判断できるようになっていけば、自然に大切にすべき意見の存在に気づけるようになっていきます。そして丁寧に比較すべき場合や自分で決めてしまった方がいい場合など強弱をつけながらしっかりと物事を選択できるようになります。

・金持ちがさらに金持ちに貧乏人がさらに貧乏になるのは、「お金に関する教育」が学校ではなく家庭で行われるからである。

この話から、家庭でのコミュニケーションを考えた。

自分が子どもの頃、実家で家族のお金の話を真剣にしたことは一度もなかった。ただ実家が裕福ではないことだけは確かだった。そんな印象しかないため、親がどのように家計を管理しているのか、なぜ裕福ではないのかなど考えたこともなかった。ある程度お金に関する知識と経験がついて自分の家計管理をする中で、実家の家計管理はもっとなんとかできたんじゃないかと思うようになった。実家の資産管理に関して親に話を聞いてみると、特に隠すこともなく話をしてくれた。ここで気づく。そもそも親にとって家計は自分たちで管理するものであり、特に子どもに話す必要のあるものではないという感覚でした。親にとって子どもはずっと子どもなんだということです。

ただ話を聞いてみると、想像通りかなりギリギリの家計状況で、毎年ギリギリ赤字経営という感じでした。住宅ローンや教育ローン、クレジットカードの返済で親の毎月の所得はなくなってしまいます。これがラットレースなんだなとはっきり理解しました。

親としては現状幸せに暮らせているから特に問題はないという感覚で、実際自分も含め家族は皆それなりに幸せに暮らせていた。ただこの状況はあまりにもリスクをとりすぎている。家の修理や家具の買い替えなどをできるような状況ではなく、劣化に対していつまで持つのかという状況。そういった不具合は深く考えずに生活してきた。幸い地震や感染症、重い病気などには見舞われず、なんとか均衡を保っているがこれがいつまで続くだろうか。

そんな家計状況は子どもの目にもなんとなく察しがつくわけで、なにか新たにお金のかかることを始めたいと思ってもその気持ちを閉じ込めてしまっている事実がある。私は兄弟にはできるだけ自由に挑戦ができる環境を作ってやりたいと考えていました。それは親とも一致していて、その資金猶予を作ることも含め、家族の家計を見直して提案を聞いてもらえるように話をすることができました。

例えば、

・誰かが昔好きだと言ったお菓子をいつまでも買い続けている。

・昔のイメージのまま高いお米を買い続けていたこと。

・最新の便利グッズにより手間も費用も抑えられる商品への切替。

・リセールバリューまで考えた家具の買い替え。

・インターネット料金や保険の見直しなど古い習慣がそのままのもの。

特に意識していないと不必要にお金を使ってしまっているものが山ほど出てくるでしょう。一時的には費用がかかっても、今後10年同じことを続けた場合の費用の差額などを考慮して、少しずつ新しくしていきます。

そんなやりとりを兄弟が見える所で行うことで、少しずつ家計意識が芽生えてきたように感じます。お金の使い方や管理の仕方についての話しをするなかで、子どもながらの意見や認識を口出ししてくれるようになり、主体的に考えるようになってきているのがわかります。

少なくとも兄弟は、自分が子どもの頃より遥かにお金の使い方に詳しいです。最小限の費用で最大限楽しく嬉しくなるように日々いろんな提案があり、そんなことまで考えつくのかと驚かされます。

正反対のことを言う2人の父さん

・貧乏父さんは、献身的に働いて貢献しているのだから会社や政府が自分たちの面倒を見てくれて当然だと思っている。昇給や年金、医療、休暇を与えてもらうものだと思っている。

・金持ち父さんは経済的に100%「自分に依存する」ことが大事だと考えている。

この話から、頼るべき存在の大切さを学んだ。

会社に勤めてそこでの給料で生活をするということは、その会社が生み出す価値に貢献して生きられているということ。現状の生活がその会社の裁量に100%依存している状態にある。国のルール、会社のルールによって安全かのように見える状況も、政府の政策や経営者の裁量しだいで一変するかもしれない。それがどれだけ自分にとって都合の良い方向に変わるかは自分では決められないということ。会社や政府はどれだけ自分のことを考えてくれるだろうか。自分を守ろうとしてくれるだろうか。貢献すれば、たくさん頑張ればそれに見合った境遇や報酬が与えられるだろうか。自分はその判断にどれだけ影響できるだろうか。自分の意見に耳を貸してくれるだろうか。会社を手伝う報酬として生活を完全に頼っているわけだが、本当に頼ってもいいのだろうか?

そもそも頼っているという自覚はありましたか?会社員だった頃、そんな自覚は全くありませんでした。会社や部署に貢献したいという気持ちはあったが、それは報酬をもらえる前提であり、働いた分だけ給料がもらえて当然だという認識に近かった。

しかし金持ち父さんの経済的に100%自分に依存するのが大事というのをみて、少しずつ考えが変わっていきました。自分を一番大切に思っているのは自分自身であり、自分がどうしたいかを実現するためには、自分に依存できる状態にならなければいけない。自分があてにしている給料のルールも誰が決めたかわからない。ボーナスなんてとくに会社の裁量次第で誰がどうやって決めたのかはっきりはわからない。自分の頑張りはきちんと組み込まれているのか。それは相対的な評価なのか。はっきりしたことは何も分かっていないということに気づいた。そんな不確かなものによって生活が左右され続けると思うと、いつこの状況が悪くなるかと怖くなった

なんとかして自分に依存できるようになる必要があると強く思い、早期退職を決意した。自分で自分を応援し、自分の頑張りによって生活できるように。また自分が頑張るために頼れる存在を選ぶということも大切だとわかる。まず第一には自分の幸せを願ってくれる存在、報酬ではなくただ期待に応えたいと思える存在に頼るべきだと考えている。そうやって自分が誰に頼れるのか、またどういう人には頼れないのかを一度考えて見て欲しい。そして実際に今頼っている人は、頼れる人なのかを考えてみてください。少なくとも僕がいた会社に本気で頼れる存在はいなかったため、迷惑をかけないように遠慮してしまっていました。そんな人に物を頼んだり、迷惑をかけてしまうのがものすごくストレスで、必要以上に精神をすり減らしていたように感じます。それもあって頼れる存在を選ぶということの大切さを改て感じた。

頭の中の考えがその人の人生を作る

・金持ちになろうとしない限り、金持ちには絶対になれない

・勉強してお金を稼ぐために働くのか、お金を働かせるために勉強するのか。

この話から、『自分が本当はどうしたいか』を知ることの大切さを学んだ。

お金に対する世の中の悪い印象、嫌悪案や苦手意識などに影響されて、あまり深く考えないようにする文化が強くあるように思う。しかし、お金は自分が幸せになるために現状は必要不可欠なもので、お金を単位として物事の価値を推し測ってきている。なのにお金のことをあまり知らないままでは、なれるものもなれない。自分がどうしたいのかというと「経済的に自由になりたい」。今は心の底からそう思っている。だからそのために必要なことを知り、今の自分ができることをやっていく。

昔の自分は、自由にお金を使えるようになりたいとは思っていたが、無意識に給料の範囲を想定して考えていた。しかしお金について学んでいくうちに、その無意識な制御に気づいた。そしてそれを一度外してお金が無限にあると想定したとき、自分が欲しい物、してみたいこと、行ってみたい場所がドバドバと溢れ出てきた。それをしないままに、できるようになろうとしないままに死ぬことがものすごく嫌だなと思った。ただそれを実現しようと思うと、会社員では経済的にも時間的にも実現の可能性が低く、どこかで変化を起こさなければいけないのは明確だった。そうやって自分が本当にしたいことを知ることで、自分がなにを目指さなければいけないか、今、いつまでに何をするべきなのかがどんどんと見えてきた。

自分が本当はどうしたいかを知ることは、とても怖いことで、パンドラの箱をあけてしまうようなもの。ただそれをみないフリして生きていき、できないままでいられるのかを考えてみて欲しい。もしそれをしたくなった時、はたして動けるだろうか。ずっとやりたかったことは、歳をとり、責任や立場、家族。いろいろな物を背負った状況でできるだろうか。少なくとも人生において、今が一番若く、背負う荷物が少ない時だということ。今避けることが得策だろうか。避けていられるだろうか。しようとしなければできません。自分がしたいことをする。そのために逆算するなら今です!自分が本当はどうしたいかを知りましょう。

まとめ

以上がこの本の第1章から学び、考えたことです。この本はここから、「お金持ちになりたい」と思った小学生の著者ロバートが、金持ち父さんから普遍的なお金持ちになるための方法とマインドを、身を持って学び習得していくストーリーが描かれています。第1章で語られている、ロバートの思考・マインドを獲得できるようになる物語で、金持ち父さんのお金の哲学を体感することができます。僕自身、初めに第1章を読んだ時点では、特に何も感じずに読み進めていきました。その後全て読み終えてから見返してみると、第1章のロバートの思考がよくわかるようになっていました。今までの自分の状況への理解と、これからどうするべきかを考えることができました。そうして作られたのが今回の記事であり、このマインドが今後の自分を幸せに導いてくれると信じて、今するべきことを続けていきます。

ぜひ一読して、その後振り返ってみてください。自分のマインドの変化に気づけるでしょう。


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